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【ECO☆ECOエイリアン:5】仕込みゼロの運命が廻り出した

2026/01/19

 あらすじ

愛の日にイザヤからバラを求められ渡したレイ。
その数日後、結婚を前提に付き合うことになりました。

※作中、意図的にシムを死なせた描写が含まれます。

レイの髪型を変えました(筋肉と毛量が最大だと暑苦しいため)

レイ「君、透明人間にハサミを突きつけられた経験ある?今の俺、そんな気分なんだ……ハサミしか見えないと髪じゃなくて首をバッサリ切られそう」

イザヤ「長く生きてまいりましたが……透明人間とやらには出逢ったことがありませんね」

イザヤ「まあご安心なさい。私は眷属たちの散髪も完ぺきに成し遂げたヴァンパイア・マスターなのです。貴方も清潔感ある髪型に仕立ててさしあげますよ」

レイ「君の眷属たち、清潔感だけを追求してスキンヘッドの集団になっていなかった?俺をそこに追加しないでくれよ?」

レイ「よかった……ちゃんと髪が残ってる」

レイの髪型は筋肉量99%まで鍛え上げない前提で選んだものでした。暑苦しさに耐え切れず、エイリアン形態も短髪に変更。
実は気に入っていたので爽やかな襟足が寂しいです。

登場シム紹介

シリーズ完了までイザヤとケアヒ父は長い髪を保っていられるのでしょうか。不安です。

最終学期、なお同居人は卒業間近

ポート・プロミスのモダン化推進プロジェクトが進み、街並みがまた色鮮やかに変わっていました。
壁飾りの使い方が勉強になります。

レイは今期で卒業。ですがどうやらイザヤは明日で卒業です。
おそらく前世の学位も計算されている模様。加齢オンでシム生を周回しつつ、学位もコンプリートする遊び方ができそうですね。

遊び方としては面白そうですが、このプレイヤーには楽しい記事が書ける自信がありません。

レイ(ん~先を越されちゃうな。でもまあ、イザヤの歩んだ人生は俺と桁が違うんだろうし……悔しがるのは違うよな!俺の婚約者、マジ凄いと思っておこう)

なおイザヤのロマンチスト特質は「慎重な恋愛」特質に変えてやりました。特に深い意味はありません。常に誘惑的なのがイラっときたくらいでしょうか。

ただ、どちらの特質も違う気がするんですよね。彼らの中心にあるのは恋ではありませんし。
後で二人とも「慎重な恋愛」特質を消すと思います。

大学のレポートを推敲している横で呑気に映画を観ている同居人の図。
リアルで考えると気が散りそうですし、軽くイラっとくるかもしれません。

レイ(しっかりベジタリアン向けの夜食も用意してくれて)

模造ミートボールは材料がなくても作れます。しかも「ポキ・ボウル」と同じ集中ムードレットが付くオマケ付き。便利ですね。

レイ(少し変わっているけど、おいしいお茶も淹れてくれる……なにこれ。致せり尽くせりじゃない?!)

料理はレイのために作りましたが、イェルバ・マテはイザヤが飲みたくて淹れたお茶です。
とはいえ、レイはなにもしていないのに美味しいお茶が飲めたのは事実。
暇になった吸血鬼の同居人はなんとも便利な存在でした。何かと称賛を求めてきてウザいですけど。

翌日、イザヤの卒業式がありました。
同期のシムが豪華です。

本当に卒業したのか不確かなシムも居ましたが。
ドンさん、貴方もう卒業したのに課題やっているんですか?

家を任せた従僕が出歩いていた件

イザヤ「貴方、なぜここに居るのです。主が家を留守にしているとはいえ、仕事がなくなったわけではないでしょう」

ミタ「マ、マスター!貴方こそなぜ此方にいらっしゃるのです?わたくしは余暇を潰すため、今話題の観光地に足を運んだだけ……決してボロ小屋も同然の屋敷の手入れに飽き、サボタージュしている訳ではございません!」

ついにイザヤとミタさんがエンカウントしました。
急に寂れていた元港町が植林され、モダン化までしたら観光客が来そうですよね。
昆虫食も怖いもの見たさのシムが挑戦しそう。後は映えるマスコットキャラを用意するだけです。

イザヤ「まあ良いでしょう。私は寛大な主ですからね。従僕が少し仕事の手を休めても注意だけで済ませますとも。今は幸せの絶頂でもありますし……ああ、そう言えば貴方、私の結婚式への参列はどうします?望むのであれば許して差し上げてもかまいませんよ?」

ミタ「結婚……マスターが?幻覚作用のある薬でも口にされました?それとも詐欺に遭いましたか?」

イザヤ「まったく失礼な魔法使いですね、貴方は!幻覚でも詐欺でもありません。私がこの手で指輪を差し出し、彼は受け取りました。そして愛の営みも経験したのです。もう貴方は私を未経験だの純潔(笑)の吸血鬼だのと笑えませんよ」

ミタ「 ……」

『確かに彼の青白い手は一滴の血にも染まっていないだろう。だが、彼の命を受けた者が目の前で同胞を……血の池を作るのを見せられた』

『尊厳を捨て、媚びへつらえば従僕として生きることを許された。断れば添えられた手が頭蓋を砕ける凶器に変わる──そう、生存本能が頭蓋の内で激しい警鐘を鳴らしていた』

『───例えこの手を汚してでも雪辱を果たす。そう決めたというのに』

ミタ「……笑えない御冗談はお止めください。わたくしは貴方様の育ての親を務めましたが、あくまで従僕にございます。主の晴れ舞台に参列する資格などある訳ないでしょう」

イザヤ「そうですか。残念ですねぇ……まあ、衣服どころか肉も纏っていないスケルトンが参列する結婚式は少々、他のシムに刺激が強すぎるかもしれません」

ミタ(ああ、幸せの絶頂の時に手を出せないなんて。まあ構いません。帰っていらしたその時、今度こそ墓穴に戻して差し上げますよ、マスター)

イザヤ(さて、どう説明しましょう……まず家族という概念が私とレイでは異なっているようです。眷属は私の子ですが、産んだ訳ではありませんし)

イザヤはかつて、自分がミタに行った所業を覚えていません。
正しくは「何があったかは覚えているが、恨まれることなんてしていない」のです。なにせ、特に特別な感情を抱いていませんでしたから。

眷属たちの食べ残しをリサイクルした、その程度の認識です。
残忍な遊びを好む眷属たちの玩具にもならず、五体満足で従僕として生活できたことを感謝されているとすら思っていました。

認知の歪みが激しすぎて心のミタさんが両手の中指をそそり立たせて猛抗議しています。
プレイヤーも久々にヤベー奴を出力した自分から距離を取りたいのですが、自分が離れてくれません。たすけて。

イザヤ「スラニに行きたい?構いませんが……また急にどうされたのですか。理由を聞いても?」

レイ「なんか急に父さんに会いたくなっちゃってさ。卒業前にお礼を言いたいんだ」

イザヤ「随分と余裕がおありなようですね。他の生徒たちは試験対策で泡を吹いていたのでは?」

レイ「ケアヒ父さん!父さんが強く育ててくれたお陰で今日も俺は元気だよ!」

ケアヒ「おうレイじゃねぇか!愛息子が元気な顔を見せてくれたからかのう。儂もまた寿命が延びた気がするわい!」

「両親に愛してると伝えたい」

(親に愛していると伝える)
ここまで来られたのは、親の愛があったからだ。
親にそれを伝えないと!
手遅れになる前に親に会って、愛していると伝えよう。

初めて見る生涯の目標をレイが出していたので叶えに来ました。
親がシニア世代だからでしょうか?なお、今日は秋の木曜日。本来であれば週明けに待っている試験に向けて勉強を始めておくべき時期です。

イザヤ「私もお義父さんとお呼びしても構いませんか?」

ケアヒ「もちろんだ!しっかしイザヤはほっそいのう。飯は食ってんのか?」

レイ(食べているけど太らないんだよなぁ)

なぜかイザヤまでケアヒにハグをしに行っていました。泳ごうとして水着に着替えた後、自律キャンセルして戻って来てからのハグです。NPC並みに行動がフリーダム。

翌日、自分から会いにきちゃうケアヒ父さん。家族の団欒と言うにはまだ気が早いでしょうか。

イザヤ(前にも思いましたが、この二人は親と子の距離が近いように感じます。ケアヒもレイも互いを尊重してはいるようですが……不思議な関係ですね)

イザヤ(私もレイと結婚し、血族ではない子を持てば分かるのでしょうか?)

わざわざ距離を詰めてまでカラマ親子の会話に混ざり、結婚したいという欲望を付けるイザヤ。
なんならいつの間にか「子どもを作りたい」という目標まで書いていました。恋といより家庭が持ちたくなっていませんか、この吸血鬼。

大学卒業、レイとイザヤの人生計画

案の定、週明けのレイは試験前の混乱中。今こそ涼しい顔をしていますが、吐き気まで出てしまったようで「自家製の良薬」をアンロック済みです。

試験勉強をさせようとしても途中でやめてしまうんですよね。スキルはマスター済みですし、成績が上がりやすいサークルにも加入済み。
今回もなんとかなる筈です。

レイ「試験前はちょっと不安になっただけだし?天才の俺がA+取れない訳ないでしょ」

なんとかなったようです。
ただ、同じ天才でもイザヤは「自家製の良薬」をアンロックする程追い詰められていませんでしたよ?

何はともあれ、これでレイも大学を卒業。
さっそく就職しましょう!やっと話が動く……。

ところで……レイの卒業生はタウニーしか居ないんですけど?
豪華な同級生……どこ行っちゃったんですか……?


レイ「イザヤ?なにしてるの」

イザヤ「我々の結婚式に呼ぶシムを考えていたのですよ。この褐色のシム、貴方の擬態した姿に似ていますよね……私に紹介していない縁者でも残っていません?」

レイ「もう結婚の話?俺、まだ大学を卒業したばかりでフリーターなんだけど」

実は「マスターメイカー」の願望を進めるため大学に通いつつ、フリーランスアーティストとして働いていました。

イザヤ「なにも急かしている訳ではありませんよ。私はある程度の算段を建てておかねば気が済まない性分でしてね。それで?わざわざ父君の写真と並べて寝台の傍に飾られたこのシムはどなたです?思い入れのある方だから飾っているのでしょう?」

レイ「それがさ……記憶がないんだ。俺だけじゃなくて、父さんも知らないみたい」

イザヤ「記憶がない?覚えのないシムとの写真など、気味が悪くないのですか?」

レイ「普通は……というか俺も最初は不気味だし、誰だよコイツって思った。でも、見ていると写真が残っているのが無性に嬉しくなるんだ。それでついベッドルームに貼ってみたんだよ……それに。いつか、このシムを探し出して聞くのが目標になった。『君は誰?俺のなに?』って」

イザヤ「念のための確認ですが……今、私は浮気の告白を受けている訳ではないですよね?」

レイ「違うよ!?なに言ってんの君!多分、このシムはエイリアンなんだと思う。つまり、俺の父さんか母さんってこと。だってこの写真の俺、ティーンだよ!どう考えても恋愛対象じゃないって!!」

ティーンと若者でも一緒に写真を撮るとラブシーンが撮れてしまう弊害ですね。

レイ「一度手を付けたからには環境技術者としてエバーグリーン・ハーバーの緑化活動を完遂したい。でも、どこかで未来シム研究所に転職したいんだ。あそこはエイリアンやシグザム星について研究しているっていう噂があるし、手がかりがあるかもしれないから……イザヤ、気の遠くなりそうな計画だけど、付いてきてくれる?」

ポート・プロミスからスモッグは消え、ついジョギングの時間が増えてしまう程美しい街に変わっていました。
ですが、レイは近隣のコニファー・ステーションに緑が少ないことが気になっています。

イザヤ「構いませんとも。気が遠くなると言っても100年以内には済む話でしょう?その程度、待ってさし上げます。私もレイの記憶に空いた穴に興味が湧きましたからね」

レイ「ありがたいんだけど。吸血鬼って皆そうなの?もし君に待たされることがあったら俺、お爺ちゃんになったりしない?」

イザヤ「私は待たされることに対して寛容であることを少しばかり誇大表現しただけなのですが?ノーマルシムの寿命や時間の尺度程度、把握しておりますよ!」

軽口を叩き合いながら、レイは安心していました。
「そんなに待たされるのであれば婚約は解消ですね。大学も卒業できましたので帰ります。それではごきげんよう」
なんて言われてしまったら、悲しすぎて何も手に付かなくなっていたかも知れません。


物理学の学位を活かし、公共デザイナーの環境技術者に転職。
レイは今日からデバイス専門家です。

初仕事は公共コンセプトの提出。プレゼンで改善案を求める必要のない完ぺきなコンセプトが作れました。

レイ(ベジタリアンでも食べられる肉の代替品が育てられるって聞いたけど……なにこれ?気持ち悪いんだけど!!)

今はキノコを原材料に「肉の代替品」が作れるようになりました(要CL)が、当時のベジタリアンシムの救世主となる筈だった植物性ミート。公共デザイナーだけが育てられます。
肝心のベジタリアンからすると、見ているだけで気持ち悪くなる不快なオブジェクトでしかありません。マッサージしないと品質が上がらないのにマッサージする選択肢すら出ない始末。

イザヤ「レイ、なにをして……」

レイ「あ、イザヤ!この……なんか肉っぽいもの、君はマッサージできない?俺は気持ち悪くて触れないんだ」

イザヤ「マッサージ……?な、なるほど。私はその肉塊を砕けば良いんですね?」

レイ「砕かない砕かない。今は怪力であることを発揮しないで欲しいな?!さては君、混乱しているだろ?」

潔癖症のシムにとっては恐怖の対象でした。恐怖ムードレット実装前は緊張だったと思うんですけど。違ったかしら。
植物性ミート、ベジタリアンと潔癖症のシムにとっては近くにあるだけでネガティブムードレットが付く怖ろしい呪物にレベルアップしていました……売るか。

採取すると葉っぱが散る、不思議なお肉(?)です。
この世帯だと誰もマッサージできないからなのか、常に普通品質しか採取できません。

親愛なる君の過去が知りたい

レイ「ねえイザヤ。君は俺の家庭環境について質問してくるけど、俺は君のことをほとんど知らない気がするんだ。よければ教えてくれない?」

イザヤ「別に構いませんが……」

二人揃って在宅ワークを終わらせ、余暇をゆったり過ごしてた冬祭り前日のことでした。

イザヤ(そうでした。式に参列する縁者不在であることを伝えるのも後回しになっていましたね)

レイ「発泡ジュース飲みすぎて酔わないでよ?」

イザヤが暇さえあればブラッドフルーツの発泡ドリンクを飲んでいて困ります。
キャラじゃないでしょうが。


『何から話しましょうか……そうですね。先ずは私にとっての家族というものを説明した方が良いでしょう。我がブラッドレイ一族は前世の私を祖とする吸血鬼の派閥でした。どのシムも手の焼けるシムばかりでしたが、私をマスターとして恐れ敬い、お互いの欠点を理解するかわいい子でもありましたね』

潔癖症ゆえにシムの血を吸わないイザヤでしたが、子孫を増やすためであれば血を吸い、自らの血も分け与えていました。三人だけではなく、他にも数人居た設定です。

『しかし、永遠を生きる吸血鬼の一族にも終焉は訪れる定めだったようです。今思えば、長女である綺麗好きのアビーがウサギに殺された新月の夜……あの夜が終わりの始まりだったのでしょう』

『後日。雷雨の夜にチャーリーとビルが口論で終わらず、喧嘩に発展したそうです。口論の発端はアビーを狩りに行かせた責任の是非だったそうですが……どちらにも責はない筈でした。なぜ口論になったのでしょう』

『せっかちなビルは決闘に負けた怒りを受け入れられず雷雨の中、一人で何度も口汚くチャーリーのことを罵っていたようです。結果、何度も雷に撃たれることに……そのまま帰ってくることはありませんでした』

『意地悪なチャーリーは不仲だったビルの墓前で死に様を笑いすぎた結果、墓の前で倒れて起き上がることはありませんでした……その後、他の子孫達も由緒ある血統のヴァンパイアらしからぬ死因で消えていきました』

レイ「……もしかして。君の家族は全員、ゴースト?それともあの世に居るってこと?(想像したよりずっとエグイ話が出てきた……)」

イザヤ「皆、私に挨拶もなく冥界に向かったようです。親不孝者……と罵りたいところですが、死に様の報告を聞くに、マスターである私に顔向けができなかったのでしょう」

レイ「そっか……ね、そっちに座ってもいい?」

ずっと父と共に生活していたレイにとって、家族を失う瞬間なんて想像しただけで泣きそうになります。
なんなら今すぐケアヒ父に電話して、同居の提案をしたい衝動に駆られてしまいました。

ほんの数時間で仲良くなれたイザヤは、もしかしたら独りが寂しかったのではないか。
そう思いましたが、常に泰然としている彼に訊ねるのは彼のプライドを損ねる気がして気が引けました。

イザヤ「急になんです。もう私の過去についての質問はいいのですか?」

レイ「うん。ありがとう。式に呼びたいシムの話がなかったから、不思議に思っていたんだ」

レイ「結婚はまだ先だけど、俺とケアヒ父さんはもうイザヤの家族みたいなものなんだから。何かあったら頼ってよ」

イザヤ「……もう家族、ですか。そうですね。ご助力を求める機会がありましたら、気兼ねなく頼らせて頂くとしましょう」

(もしかせずとも慰められているのでしょうか?……私の過去を聞き、怯えたり、不快そうな表情を向けられる可能性は想像していましたが。この結果は想像していませんでしたね)

レイはまだ、イザヤの長い長い人生の一部しか聞けていないことを察していました。
ですが、それでも良いと思っていました。
だって彼が好きになったのは大学で行き倒れ、少しの助力で賛辞を求めるちょっと変わったシムなんですから。

いつか聞ければ良い。でも、その「いつか」が永遠に来なくても良いのです。限られた時間を生きるレイにとって重要なのは「今」と、お互いに積み上げる「これから」ですから。

冬祭りにお引越し

冬祭り当日。
レイとイザヤはコニファー・ステーションの緑化とモダン推進を目指し、パインクレスト・アパートメントに引っ越しました。
最速で遊びに来てくれるケアヒ父。この後、毎日のように遊びに来ます。

AAパックのレトロゲーム。ゲーム内容がとても気になる。

イザヤ「メリークリスマス、レイ。私からプレゼントを貰える幸運を感謝なさい」

レイ「うわぁ!ありがとうイザヤ!!どうしよう。俺、プレゼントを用意できていないよ?」

レイ(ていうか冬祭りのこと忘れてた……俺、ヤバイな)

イザヤ「別に構いませんよ。貴方のことです。仕事に没頭して忘れていたんでしょう」

レイ「ははは、その通り。ごめん、今度穴埋めするから」

レイ(プレゼンを作るのは覚えていたのに。このままじゃ愛想尽かされちゃうかも)

水耕プランターのレシピを覚えて欲しいプレイヤー、レイにプレゼントを作らせるのを忘れていました。先に都市プランナーに就職したイザヤは既に覚えていた上、キャリアトップにも就いているので暇なんですよね。

しかしプレゼンに雪が積もってしまって真っ白です。
ファバ先生には何も見えていないんじゃないでしょうか。

この日、冬の父はプレゼントも置かず、イザヤの作った発泡ジュースを飲んでいました。
職務怠慢です。

イザヤ「即、退去しろ。貴様は歓迎されざる客だ」

己の役目を忘れた存在に告げる言葉は「帰れ」以外ありません。
二人が寝巻の理由ですか?自律ウフフが多いんですよ。この二人。

イザヤ「貴方の体はもう充分鍛えられていますよ。まだ鍛えるおつもりですか?」

レイ「鍛えるためっていうか健康維持のためかな」

イザヤ(健康、ね……)

以前はイザヤとの会話で元気ムードレットを付け、自律でランニングマシンを使っていたのですが、今は運動器具も置けない狭いアパート生活。

適度に運動するためジムに通っているのですが、運動するレイにイザヤはずっと話しかけています。空いているランニングマシンで一緒に走りながら会話すれば良いのに。

コミュニティプロジェクトへの投票を呼びかけても

(コニファー・ステーションのモダン化推進は積極的だったティナさん。緑化活動にはこの表情)

良い反応が貰えないこともありました。


この日は大晦日だったので、お祝い以外の話題はあまり関心がなかったのかもしれません。

レイ「イザヤ、来年もよろしくね」

イザヤ「ふふっ。こちらこそ、よろしくお願いしますよ」

住民の全員が望んだ訳ではありませんが、コニファー・ステーションの緑化活動が始まりました。この街にも少しずつ緑が増えていくことでしょう。

レイ(少しでも多くのシムに俺の印象を残そう。この中の誰かがレイ・カラマを忘れても、他のシムが覚えていれば異常に気付くはず。まあ、気付いたからって行動を起こすとは限らないけど!)

見知らぬエイリアンを探す途中、彼らとの接触で自分がまた誰かの記憶を失うかもしれない。
もしくは、自分のことを忘れられるかもしれない。

そんな不安をレイは常に抱いていました。
緑化活動に勤しむのも不安を打ち消す一環。多くのシムが住む街を動かすには、必然的にコミュニティ全体に働きかける必要が出てきます。

不特定多数のシムに声をかけていけば、いつか多くのシムに「余所から来たのにやたらエバーグリーン・ハーバーの環境改善について熱いエイリアン」という、簡単には忘れられない属性過多な印象が残るでしょう。

レイ「有力者になる予定はなかったんだけど……まあ、力は多い方が良いか」

環境技術者キャリアの頂点、発明マスターまで登り詰め「エコ革命家」願望を達成。
今のレイはただ物作りが好きなだけのシムではありません。発言力を持つ、物作り好きなシムです。

ネットの深淵に潜る手段を模索し、コンピューター名人を目指したりもしていました。

ズルをしようとして地面に昏倒する羽目になりましたが……なんとか意思疎通に成功し、ウェーブマスターへの道の時短に成功しました。

もうあの古井戸に近付く必要がないことを願うばかりです。

暇を持て余したイザヤは自分の編んだ靴下を履くレイを見て、編み物の魅力に気付いてしまいました。
これで少しは主役を奪いかねない自律行動が減ってくれるでしょうか(本音)。

配役が神がかってる

レイ(電話一本……それだけで俺は未来シム研究所に就職できる。でも、怖くて後回しにしている気がするんだよな。ええい、男は度胸って父さんが言ってた気がする!!)

今日は水曜日。
翌日の木曜日から、レイはフロンティア科学者として出勤することになりました。

レイ(ッヤッベェェェェ!!なにこの不安の重さ!!これで見つからなかったら……見つかっても赤の他人だったら……ダメダメ行動する前に考えない。考えない!!……ってどうやって今まで考えないようにしていたんだ?!思考が纏まらなさ過ぎて吐きそう!!!)

大学の試験前を上回る緊張と不安で押し潰されそうになっていたからでしょうか。

翌日、未来シム研究所に出勤したレイは支給された白衣を着ていませんでした。

お前さん、それ魔法使いパックの全身服!!科学者かすってもいない!!
エイリアンが擬態した姿で出勤したからですかね?そう言えばアルゴル父も同じことをしていました……まさか、血筋?

こちらの格好良い未来シム研究所はギャラリーから拝借しました。
もう発想が凄い。そして洗練されているのに使いやすいです。

レイ(なんか出来た……けど、これが科学者の仕事?噂と大分違うな)

まだ新入りの仕事しかできませんからね。

「なぜ一般人がラボに居るんだ。今すぐ帰りなさい!」

レイ「す、すみません!俺、本日付けで当研究所に配属されたレイ・カラマです!緊張し過ぎて白衣を忘れてきてしまいました!!(……このシム)」

「なんだ間際らしい。よく入室できたな……次から制服は忘れないように気を付けたまえ」

レイ(どう見ても写真のシムだ……!!え、本人?それとも擬態の元になったシム?どっちだ?!)

システムさんの粋な計らいにより、レイは待ち望んだ再会を果たしたようです。
しかし、彼は『誰』なのでしょう?

読んで下さりありがとうございました!良いクリスマスの夜をお過ごし下さい。


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