あらすじ
エイリアンの知識を求め、未来シム研究所に就職したレイ。
そこには探していたシムと瓜二つのシムが……彼は何者なのでしょう。
CCヘア解禁しました
つい前回レイの髪型を変えたばかりなのですが、記事の途中で二人の外見が変わります。
素敵なCCのお陰で短髪の浸食は回避できましたが、レイの触覚がもがれることになりました。
登場シム紹介
ケアヒ父さんはこの髪型が気に入っているのでEA髪、続投です。
二度目の愛の日も出勤
イザヤ「愛の日のことは忘れていないようで安心しました」
レイ「冬祭りはごめんって。今日、仕事から帰ったらデートに行こう」
混乱したまま残業した翌日は愛の日でした。出勤前に花だけでも渡しておきます。
イザヤ「なにやら悩んでいらっしゃる様子ですね。新しい職場でさっそく問題でもありましたか?」
会話に混ざれないと退屈になり、常に称賛を求めるナルシストなイザヤでも身内の様子が違うことくらいは察せます。
気分良く褒めてもらうには空気も読めないといけません。あえて無視することはありますが。
レイ「いいや。でも……もしかしたら今度、君の力を借りるかもしれないんだ。その時は相談させてくれる?」
昨日起きたこと全てをイザヤに伝えれば、今の混乱を極めた思考もスッキリしたかもしれません。
ですが、レイは相談しないことにしました。
同居人の優れた頭脳を理解しているからこそ、対等な関係であることを望んでいたのです。
(パラボラアンテナか……ん?改善の余地があるな)
(エイリアンからの誘拐を阻害……一方的な影響を受けるのではなく、こちらから干渉が可能になるのか!これは使えるかもしれない。強化しておこう!!)
二回目の出勤で白衣を着てくれるかと思ったのですが、駄目でした。
まだレイが自分を科学者ではなく魔法使いだと勘違いしているようだったので、プレイヤーがMCCの機能でキャリア衣装を変えています。
アルゴル「やあ、レイ。君も休憩かね?あまり根を詰めないようにしたまえよ」
家族写真に写る謎のシムに似ているシムは「アルゴル・パーシアス」と名乗りました。
職員名簿によると役職名は「薬剤スペシャリスト」。フロンティア科学者であるレイの部下です。
レイ「アルゴルさん、こんにちは。丁度良かった。この後実験に使いたいので何かクリスタルを貰っても?」
アルゴル「クリスタルかい?別に構わないよ。希少度に指定がなければすぐに渡せるのだが、どうかな」
レイ「希少度は問いませんので頂けますか」
上司に向けた態度ではなかったと謝罪を受けましたが、敬語を使われても違和感しかありません。
年功序列ということでレイの方から現状維持を要求することにしました。
そもそも上司らしい言葉使いなんて要求されても困ります。目上のシムを敬うよう育てられたレイには年上だろうシムに偉そうな言葉なんて使えませんから。
イザヤ「今日もまた随分と遅かったですね……私は婚約者を持つ身でありながら、花も愛の言葉も伝えられず、愛の日を終わらせねばならないのかと思いましたよ」
レイ「本当にごめんって!!これからデートに行こう!夜の方が君も動きやすいだろ?」
まさかの二日連続で残業。
業務タスクを片付けた後にブレークスルーも目指そうとするプレイヤーが圧倒的に悪いです。
レイ「イザヤ、このバーで良かったの?」
イザヤ「ええ。プロポーズの日を思い出せますから」
イザヤ「それに。静かな場所でのデートは貴方の心拍数も鮮明に聞けて好ましく思います。ああ今……速度が上がりましたよ。あまり生き急がないでくれます?」
レイ「は、反則だって!好きなシムに耳元で急に囁かれたら、ドキドキしちゃうのはしょうがないだろっ」
恋人との会話の他に心拍数も楽しむシムってどうなんでしょう。
家のシャワーでウフフをして愛の日は終わりました。
レイ(イザヤって結構……激しいんだよな)
誘った方が絞られている感あるの、良いですよね。
なんでもない日に愛を篭めて
ケアヒ「よぉレイ、俺の子が科学者になるなんてなぁ!こりゃ島の古霊たちに報告せんといかんわ!!」
レイ「止めてよ父さん……古霊的には島と関係ない職業は興味ないと思うよ?」
伝統を重んじる古霊的に、島の子達には仕事の昇進報告よりもスラニで連日カヴァパーティーとかした方が喜ぶんじゃないですかね。
ちょうどケアヒ父が遊びに来た時、コニファー・ステーションの植林活動が終わりました。
緑が増えていましたが、まだエリア全体が緑化区域になっていません。
もうひと手間、加える必要があるようです。
イザヤ(離れて暮らす親子では積もる話もあるのでしょう……ですが、少しは私も分かる会話をしてはどうなんです?)
どうしてもカラマ親子が揃うと会話に置いてけぼりをくらうイザヤ。自分が中心に立てない状況が面白くありません。
というかいつまでエントランスホールで立ち話しているんですか貴方達。
お家に入りなさいよ。
イザヤ「ところで。御子息はハーブ学に詳しいようですが、父君も心得があるのですか?(ハーブ学について話す)」
会話に入れないからと家に帰らず、自分も会話に混ざるシムの積極性を見習いたい今日この頃。
なお、ケアヒ父はハーブ学を知りません。
レイ「イザヤ、急になんだよ。ハーブ学は俺が独学で学んだだけ。父さんは関係ないだろ」
イザヤ「貴方たちが私を会話に混ぜず、二人の世界に入っているのが悪いのです。もっと私に構いなさい。そして敬いなさい」
レイ「君の性格を考えずに父さんと地元ネタで盛り上がっていたのは悪かったよ(でも親子の時間を作ったって良いじゃないか……)」
このデータは常に加齢オフですがケアヒ父はシニア。息子であるレイからするといつ別れの時が来るのか不安になっても仕方ないのでしょう。
なお、そのケアヒ父は自律で二人の部屋に入り、テレビゲームを始めていました。
元古霊の島の子が現代文化に侵食されてしまっている……。
ここからCCヘア仕様となります。
この吸血鬼、引っ越し前から隙あらばレイの出産証明書を眺めておりまして。
レイは元気な成人のシムです。もう赤ちゃんではありません。
通知を消すのがめんど……手間がかかります。生涯の目標もですが、イザヤは妙に子どもと言う存在に興味を持っているようです。
イザヤ「わ、わわわわわ?!急に何をするんです!?」
ケアヒ父を家に帰し、実験をしているレイにイザヤが会話をしに来たところでした。
会話の途中、おもむろに共感を始めるのやめようか?
レイ「イザヤも外出したい気分なんだ?俺も同じ!ちょっとリフレッシュしに行こう」
言葉が信用できない系の病み方しているみたいじゃないですか。
このエイリアン、結構な頻度で共感したり性格分析を会話に挟むんですが、プレイヤーは撮影を忘れています。
イザヤ「ええ、確かにそうですが……貴方は我々と同じ言語が使えるのですから、言葉に出して確認をとられては?脳から直接読み取られる感覚は正直、好ましく思えません」
イザヤですら正論を言う側になっている。
ポート・プロミスの新築バー(デフォのバーを塗り直しただけでは緑化区域にならなかったので建て直しました)でじゃれ合っていたら、
唐突な自律マッサージ。この二人はお互いにマッサージをしていました。
力関係のバランスが均衡しているようで良い……と思ったのですが、この二人は自律のフレンドリー会話がほとんど関心や興味カテゴリーです。
相手の容姿を褒めたり、投げキッスをしつつ「どのくらい自分がハイスキルなシムなのか」を自慢し合う、キャリアマウントならぬスキルマウントをし合っていました。
スパのマッサージもいつものスキル自慢に見えてきます。
これだから天才シムってやつは……性格悪くて好きです。
レイ「クリスマスプレゼントのお礼……愛の日も過ぎちゃったけど、受け通ってくれる?」
イザヤ「……!!」
イザヤ「受け取りますとも!まったく……貴方と言うシムは本当に律儀な方ですね」
プレゼントの中身はイザヤの髪色と同じ宝石を使った、手作り指輪でした。
レイ「イザヤ、いつもありがとう。家で君が待っていると思うだけで俺は頑張れるんだ」
イザヤ「ふふ、私のような優れたシムを家に住ませるだけで満足だと?本当に欲のない方ですね」
レイ(時々、どんなに言葉を並べても君への想いを伝えきれない。そんな気分になる……愛してるとか、好きだとか、ありがとうとか。ありふれた言葉じゃ足りないんだ)
外見だけでなく中身も不変だろう存在が隣に居ることが、レイの心を支えていました。
イザヤ(エイリアンを吸血鬼に変える方法は……私ですら知らない。レイ、なぜ貴方はこの星のシムとして生まれなかったのですか?)
レイ「……イザヤ、どうしたの?眠くなかった?」
イザヤ「特に何も?はやくお眠りなさいな。貴方は明日も仕事なのでしょう?」
長い年月を経ても心すら不変となったはずの存在を、純粋な信頼が変えることもあるのです。
その僅かな変化をレイはまだ知りません。
異星からの観光客たち
キトキトのお魚(模造)がいっぱいのミートボールを食べつつ、愛の詩を朗読される朝食風景。食事に集中させてほしいです(本音)。
レイ(イザヤの詩は何時間でも聴きたくなる。でもだからこそ、出勤前は避けて欲しいんだよな……休んでイチャつきたくなる)
集中と誘惑的のムードレットが乱立していました。
少しでもイザヤの自由度を下げられないかと始めさせた編み物ですが、一晩でマスターしてしまったからなのか、自律で編んでくれません。
編み物はしないけど、机の掃除は自律でする。おそらく潔癖だからこそ、きれい好きの行動が自律に含まれているんだと思います。
でも、潔癖症は掃除をしないで。あなた、不快になるでしょ。
大人しく編み物して欲しいです。切実に。
などと思っていたら出勤の時間。
エイリアンの観光客が研究所内に侵入している警告を受ける、エイリアン研究員のレイ。
複雑な気分なのでは。
レイ(なるほど。一般人の振りをしたエイリアンが所内に侵入してくるから俺は怒られたのか。制服を忘れた俺も悪いけど……いい迷惑だ!)
タウニー丸出しのシムが研究機器を堂々と触っていました。専門機器の操作方法が分かる時点でただの観光客ではないでしょう。
レイ「(ちょっとばかり脅かしてやるか!)お姉さん!こんな場所で何をしているんですか!」
観光客「え~?あたし、不思議な機械が見れる観光ツアーだって言われててぇ」
レイ「ああ、それは騙されちゃったんだね。かわいそうに……ここはただの研究所じゃないんだ。犯罪組織に雇われている非合法の研究施設なんだよ。この後、こわ~い人体実験をされるのかもしれないね……五体満足じゃ帰れないんじゃないかな?」
観光客「そ、そんな筈は……わたし、そんな指示受けてない」
途中からデフォシムのキムおじいちゃんが拍手して観戦していて笑いました。
レイ「キムさん、金属の分析をお願いできますか?(脅かしている途中で拍手されたら調子狂うじゃんか!)」
キム「あいよ」
レイ「アルゴルさん……いえ、パーシアスさんと呼んだ方が良いですか?」
アルゴル「い、いや……普段と同じ呼び方で構わない……なにか、用でもあったかね?」
更に本来なら同僚のアルゴル父もエイリアン枠で呼び出されていました。
混乱するので止めて欲しいです。
レイ「貴方は今日、休暇の申請をされていたじゃないですか。なのにわざわざ私服で出勤だなんて!随分と研究所がお好きなんですね」
アルゴル「いや……近くを散歩していたら、施設の方角に怪しい光が見えてね。様子がおかしいと気付いて足を運んだだけだ。思った通り、エイリアンの侵入なんて大変な状況じゃないか」
レイ(それは本当の言葉?それとも嘘……?もしかしたら親かもしれないシムを疑うなんて本当はしたくない。でも、貴方だけは言葉の裏が気になってしまうんだ)
レイ「今日は……なんだか酷く疲れたよ……」
イザヤ「それはそれは。手加減してさしあげましょうか?」
レイ「いや。ゲームには本気を出してよ。じゃないと気分転換にならないから」
とても疲れる一日でした。
同僚とエイリアンについて議論をしたらエイリアンであることを暴かれるし、暫定エイリアンの同僚がエイリアン観光客として職場にくるし……。
レイは明日、どんな顔をして話せば良いのか分かりません。
それでも明日はやってくる
アルゴル「やあ、おはよう。昨日は大変だったようだな」
レイ「……おはようございます(アルゴルさん、何事もないような顔をしてる……俺は普通の顔をできているかな。できてないと困るな)」
本来なら既に持っている筈だった科学者キャリア狂気のアイテム、SimRayをやっと完成させられました。
レシピ自体は既に解放できていたのですが、ブレイクスルーの回数稼ぎに忙しくて作る暇がなかったのです。
SimRayとレイで間際らしいのでビーム銃と命名しました。そのまますぎる。
スーパードライブを飲んで運動するタスクがあったので試します。
どうやらレイは一度もスーパードライブの成功を引けない定めの元に産まれた模様。もう三回以上挑戦しているんですが、一度も正解の「元気」が引けません。
体質かもしれません。
他のシムで試してみましょうか。
レイ「おっかしいな。あのドリンク薬、睡眠薬のレシピだった?」
グッスリ眠れば元気になれそうではあります。
ドリンク薬で一度も成功を引けませんでしたが、ブレイクスルー16回を成功させ評価ゲージも伸ばせたレイはマッドサイエンティストに昇進しました。
昇進と共に科学的であることを思いだしたのか、それとも当時試し導入していたMODの影響で着替えてくれなかったのか。判断に迷います。
しかし、マッドサイエンティストが役職名として存在するシムワールド、相変わらずイカレていますね(褒めている)。
レイが未来シム研究所に出勤している間、コニファー・ステーションのモダン化が完了したようです。
芝生の周りに色とりどりのタイルが敷き詰められ、漆喰がむき出しだったアパートの外装もオシャレな壁飾りで彩られていました。
イザヤ「レイ……私はなにも連絡が来ていませんよ?」
ゴースト化のドリンク薬は連続で成功していました。このドリンク薬、結構失敗率が高かった気がするんですが。
レイ「イザヤ、その~~これは科学的な薬品による一時的なゴースト化なんだ。俺は本当に死んでいる訳じゃないから安心して?」
イザヤ「仕事から帰ってきた婚約者が帰宅の挨拶もせず、真っ直ぐ温室に向かい、それを追いかけたらゴーストになっていた……私の心境をご自分に当てはめても同じ台詞が言えますか?心臓に杭を打たれたような気分ですよ!」
レイ「そ、それは……俺も心臓止まるかも。本当にごめん……俺、なんか最近はずっとイザヤに謝ってばかりだな」
イザヤ「私はなにも謝罪など求めている訳ではありません。本当に悪いと思うなら、貴方を許し続ける私に感謝をなさい」
レイ「珍しくイザヤの言う通りかも。ありがとう」
イザヤ「私は常に正しいことを言っていますが?」
天才シム、何か一つに興味が向くと視野が狭くなることがありそう。という偏見があります。イザヤも年単位で他のことが疎かになった経験がありそう。
ありそうもなにも、現時点で既に家とミタさんを放置していますね。
警告と決意
今日も元気に自分の体でドリンク薬の実験です。
確かこの時は怪力のドリンク薬を試していました。
レイ(クソッまた失敗か!)
このエイリアン、肉体強化系のドリンク薬でハズレを引いている気がします。
確かにこの肩幅と胸筋で、更なる力を求められても困りますね。
アルゴル「トレーニングか。精が出るな」
レイ「……なにか用ですか」
なんでこの階に居るんですかあなた。
レイがキャリアタスクのため、地下2階のランニングマシンを使っていたら何故かアルゴルも降りて来ました。
アルゴル「先に科学者として働く身として。ひとつ警告しておく……エイリアン達について、必要以上の研究をするべきではない。彼らは常に“我々”を監視している。探究心が一線を越えたシムは……消されるぞ」
(急になんなの。消される……?記憶抹消のことか?なぜ今その忠告を俺にした?動機は?監視や探究心はエイリアンとのコンタクトのこと?……なぜだ。いつも積極的に関わってくるのは貴方じゃないか!)
自問の結論はレイの中で既に出ていました。
「彼が自分の父親であるエイリアンだから」、そして「自分はなんらかの理由で一度、彼にまつわる記憶を消されている」と……先ほどの警告が「二度目の記憶抹消を避けるため、研究所を辞めろ」と促されているのだとも察しが付いていました。
ですが、それらは全て裏付けの一切ない直観に基づく結論です。論理的に証明するには圧倒的に情報が足りません。
彼とレイの遺伝子情報と照合しようにもDNAサンプルの採取は毎回断られてしまい、自力での証明に手詰まりを感じていました。
「非人道的かつ科学的ではないが……これしかない、かな。いや、勝手にDNA情報を調べるのも褒められた手法じゃないけど」
イザヤの、吸血鬼としての力を借りる時が来たようです。
君の力が必要なんだ
レイ「今日は何を注文しようかな。イザヤは何を頼む?夜祭だから何を頼んでもタダ!良い響きだよね。タダって」
イザヤ「レイ、調子が空回っていますよ。貴方、何か私に用事がおありなのではないですか?」
レイ「うん。家に帰ったら君に頼みたいことはある。でも、今は料理を楽しもう?その~あまり外で話せる内容じゃないんだよ」
イザヤ「何か隠し事の気配は感付いておりましたが……そこまで込み入った相談を私に?なるほど。良いでしょう。留守の守りばかりの日々には飽きが来ておりましたからね」
レイ「留守番、飽きかけていたの……?」
一人で家に居ても楽しくないですからね。
レイ「俺の知識は書籍の情報だけしかない。だからまず、確認をさせて欲しい。吸血鬼にはシムの記憶を奪う能力がある、それは本当?」
イザヤ「ありますよ。スピリット操作のことですね。貴方達エイリアンの能力と異なり、我々吸血鬼からスピリットを奪われたシムは全てのシムから忘れ去られ、自分のことも忘れることになります」
イザヤ「……まさか。貴方は私にスピリット操作をさせる気ではないでしょうね?」
レイ「その通りなんだけど……ダメ?」
スピリットを奪うには対象の血も飲まねばなりません。
潔癖症のイザヤとしては、極力避けたい行為です。
イザヤ「………………っいいでしょう!何かあれば頼れと貴方に言ったのは私です。高貴なるヴァンパイアマスターに二言はありません!ですが、二度目はありませんからね。二人目のスピリット操作は他の吸血鬼の頼るか、貴方が行いなさい」
レイ「イザヤ!!」
レイ「ありがとう!!頼みたいシムは一人だけだから充分だよ!君の記憶を消さなくて良かった……!」
イザヤ「愚かですねぇ。私の記憶を消すおつもりだったのですか?孤独に耐えられず、見ず知らずのシムを拾ったのは貴方でしょう?」
レイにはイザヤのウザさに耐えられず、ルームシェアをなかったことにしたい時もありました。
ですが、どうやら独り暮らしの孤独以上に耐えられない鬱陶しさではなかったようです。
イザヤ「シムを一人消すのであれば、場所も入用でしょう。以前使っていた小屋がまだ使えるはずです。お貸ししますよ」
レイ「なんだか手慣れているね?できたら幾つか欲しい大型の電子機器もあるんだけど、置けそう?」
イザヤ「ええ。大型の獣が暴れても問題のない広々とした部屋、そしてワインセラーとして利用していた地下室がございます。一般家庭で買える電子機器程度であれば搬入可能ですよ」
かつて敵対していた魔法使いやウェアウルフを“処理”する時などに使っていた、隠れ家的な区画を幾つか所有していない方がおかしい気がします。
ということで売る物が何もない店舗を突貫で作り、イザヤに所持してもらいました。
イザヤ「それで。私の優秀な下準備に対して何かコメントがある筈ですよね?」
レイ「手慣れている提案に、生きていた時間と経験値の違いを見せつけられている気分。イザヤは本当に凄いな」
イザヤ「そうでしょう。素晴らしいでしょう!畏れ……はせずとも構いませんよ、貴方は特別です。代わりに私を褒め称えなさい!」
レイ「凄すぎてキスしたい。いい?」
イザヤ(行動した後に問うなと……言わなくても良いですね)
前は鬱陶しいと思っていた称賛を求める仕草すら、今は思わずキスをしたいくらい愛らしく見えるように変わっていました。
恋は盲目、あばたもえくぼ
恋がどれほど認識を歪めるか、幾度先人の言葉から訓示を受けようと愛おしいという感情の前では意味がありません。
計画始動の日
レイ「思ったより普通の家みたいな外見だね」
イザヤ「素人らしい感想ですね。一目で危険な場所だと教えては意味がないでしょう」
レイ「な、なるほど……(明らかに何度も汚れを消しただろう跡と刃物……暗かったら悲鳴出たかも)」
イザヤ「それで。この小屋で問題は使えそうですか?」
レイ「バッチリだよ!ありがとう、イザヤ。愛してる!」
イザヤ「そ、そうですか」
レイの計画を進めるのにバッチリな小屋でしたが、睡眠を要求しない吸血鬼の使う家だったのでベッドルームだけありません。
ありものの布を集めて夜を過ごしました。
イザヤ「何を作っているのかお聞きしても?」
レイ「今回の計画に必要なバリア兼探知用アンテナ」
イザヤ「なるほど。まだ計画の全容を話せる段階ではないことだけが分かりました」
レイ「アルゴルさん、レイ・カラマです。仕事のことで……その、迷っていることがありまして。相談に乗って欲しいのですが、来れますか?」
準備も覚悟も終わりました。
後は実行するだけです。
長くなってしまいましたので、話はここで区切らせて頂きます。
読んで下さりありがとうございました!

















































































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