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【ネガウルフとポジ妖精の非日常:2】何度でも君のためのレモネードを作ろう

ダウナー系ウルフの星間旅行シリーズの続編です

★RLパックを無効化した環境をテスト中

☆女装男子(筋肉質)が出てきます。

ソールの左手のタトゥーはジュリアンとお揃いのものをお願いした、という設定があったりします。
いち顧客でしかなかった頃から一方的に依存。おいしいです。

(創作物かつストーキング行動に移さないキャラに限る)

シム紹介

マドレーンお婆ちゃんを出すと全部持っていかれるので配置しておりません。
確実に二人のデート中、怒りを鎮めてくれってお願いされかねない。

成人しても冬祭りは楽しみ。物質主義だもの

『何を作ってるの?』

『今日は冷えるだろ?ホットココアでも飲もうかと思ってね』

『わ、おいしそう!』

『実際おいしいぞ。お湯はまだ残っているから、君も好きな飲み物を淹れてくれ』

物質主義の発作(新しい所有物を称賛する)が絶妙なタイミングで発動しました。
しかし冷える(実際冬)のにソールは半袖Tシャツ、ジュリアンは暖かそうなセーター。

普段着の服装、季節感が迷子。
シウダッド・エナモラーダは冬でも温暖な気候の土地なようで、冬なのに冬服に着替えてくれないんですよ。

『好きなものって言われても分からないや……たまには紅茶を飲んでみようかな』

ソール、飲み物の好みも定まってなさそう。
嗜好品周りの自我が赤ちゃん。

(明日は冬祭り……プレゼントボックスに何を入れようかな。ジュリさんの家に合いそうな家具……ぬいぐるみかな。よし、ぬいぐるみにしよう)

ソールは自分の好きな嗜好品は分かりませんが、好きな祝日だけは確かなようです。

彼にとって、明日の冬祭りは新しい家具が手に入る日です。
朝から子どもが付けるのと同じムードレットを付けてウキウキ☆ワクワクしていました。

(プレゼントは何を贈ろう……ソール君、小説を書くのは好きみたいだけど、読むのはどうなんだろう。ホラー小説って俺、良し悪しが分からないんだよなぁ)

ジュリアンにとっての冬祭りはプレゼントを贈る日。数日前から同じことで悩んでいそう。
サプライズ狙いで相談はしていません。

ちなみにホラー小説はデフォルトのタイトルが「カウプラントの義母」だけだったので、既存のホラー小説タイトルをもじってカウプラントシリーズに変えて出版していました。

死せるカウプラント。ルルイエの館にて、夢見るままに待ちいたり……

(ミルクを入れた紅茶もおいしい……なんで飲むとなくなっちゃうんだろう。ずっと飲んでいたいのに)

なんでこの子、紅茶を飲むだけでこんなに切ない顔しているんだろう。

『ほらほら、いつまでも空のコップ見ていない。あま~いお菓子をあげよう』

『ムグッ』

唐突ですがジュリアンにはLovestruckで追加された「愛の探検家」願望を進めています。
模範的パートナーだと二人の恋人を作る必要がありますが、こちらは一人で済みますから。

『これもイチゴにチョコをかけたお菓子だよ。君、前に気に入ってただろう?』

『うん、すごいおいしい!』

『あの……ジュリさん、ボクこのお菓子、二人でシェアするやつだってネットで見たんだけど』

『バレたか。君がおいしそうに食べる顔を見たくてね。つい食べさせ過ぎちゃったんだ』

食べさせる側がほとんど食べきるパターンもあるんですが、ジュリアンは二回とも一度だけ自分が食べて後は全部ソールに食べさていました。

この妖精、中身オカンか親戚のおばちゃんもしれない。

最高のデートに行きたい!と生涯の目標が追加されたので、ラウンジに地下室を急造したりもしました。

『ソール君……なんで急に振動スイッチを入れたのか、教えて貰えないかな?俺、怒らないから』

『良く分からないボタンがあったから、気になっちゃって』

『そっかぁ。次から先に教えてくれ。急に振動するとビックリする』

(プレイヤーが気になって)振動スイッチを押したらウフフ後だったので、眠りを邪魔されて緊張のムードレットが付いていました。
このベッドと仕様、なんのためにあるのだろう……。

『今日はずっとご機嫌だったね。何か楽しみでもあるのかな?』

『うん!明日が楽しみなんだ。冬祭りって自分にプレゼントを買って良い日でしょ?ボク、一年で一番この日が楽しみなんだぁ……』

『そ、そうか。それは楽しみだね(他人からプレゼントを貰ったことがないのか……?)』

なお、マドレーンお婆ちゃんはご馳走会だけは開いてくれました。

『あんな切ない話を寝入りばなに聞いたんじゃ、最高の日にしてあげたくなるじゃないか!』

翌朝
ジュリアンは寝巻のままソールが追加する余裕がないくらい、プレゼントの山を積んでおき

『俺のエンジェル。お夕飯はご馳走が待っているからお腹を空かせておいて(ながら誘惑)』

『う、うん……(天使みたいなのはボクじゃなくてジュリさんなのに)』

着替えて七面鳥のディナーを作りました。
空腹の概念がない妖精。他のシムはいつもお腹を空かせて何かを食べてると思っていそう。

『なあ、ソール。ご馳走を更においしく食べるためジムに行かないか?俺、最近ベッド以外の運動をしていないから体を動かしたいんだ』

『良いけど。さり気なくオジサンっぽいネタを仕込むのはどうなの?』

ジュリアンは君よりおじさんになる日が近い(年上設定)からだよ。

『おっと忘れるところだった(棒)。俺からの冬祭りのプレゼントを受け取って欲しい』

『プレゼント?!ボク、貰って良いの?』

『そうだよ。ソール君のために作ったブレスレットなんだから』

『ありがとう!!一生大事にする!(冬祭りってプレゼントを贈る日でもあるんだ……どうしよう。何も用意できてない!でも凄い嬉しい!)』

自分以外からプレゼントを貰えるなんて、産まれて初めてです。
身に付けたら壊してしまいそうで、ソールはまだ身に付けられていません。

(プレゼントって何を贈れば良いんだろう……はしゃぎ過ぎて相談しそびれた)

プレゼントで感極まりつつもジムにGo。

しかし圧倒的細さ。
これでもCAS画面で筋肉量が中間のソールですが、MCCCで調べたら11%。やっぱり細い。

『運動終わったよ?ジュリさんは……お腹空かすっていうより、鍛えてない?』

『ああ、つい熱が入っちゃってね。少し待っててくれないか?』

『ねえ、そんなにトレーニングして空を飛べなくならない?大丈夫なの?』

『お、言ったな?今度しっかり成果を見せてあげようじゃないか。いつもより空でのウフフが激しくても文句言うなよ?』

妖精形態だといつも地面すれすれを飛ぶ妖精たち。
それがデフォルトとは言え、ジュリアンだと「筋肉が重いのでは?」と思わずにいられません。

『おいしい!凄くおいしい!!』

『うん、おいしく作れてる。良かった(こんなに一生懸命食べてくれると、もっと食べさせたくなるな)』

(お婆ちゃんのご馳走と違う!何が違うか分からないけどおいしい!……ん?)

『今、知らないシムが……泥棒……?』

『防犯アラームは鳴っていないけど?』

ソールの食事が急にスン……っと収まったのとほぼ同時に、ファーザー・ウィンターが静かにログイン。

『でも知らないシムが入ってきたよジュリさん。追い出した方が良いよ』

『彼はファーザー・ウィンター。冬祭りのこの日、世界中のシムにプレゼントを贈る心優しきシムなんだ。警戒しなくて大丈夫だよ』

『勝手に家の中に入ってくる時点でおかしいシムだよ!その情報の出所、信じて大丈夫なの?(被害妄想なシムのため)』

結局この日、ソールはファーザー・ウィンターに挨拶ができませんでした。

『俺の両親と、その両親……つまりお婆ちゃんとお爺ちゃんから教わったんだ。良い子にしていると、冬祭りにファーザー・ウィンターが素敵なプレゼントを持って来てくれるよって。来年、声をかけてみよう。俺も傍にいれば安心だろう?』

『うん……(来年もジュリさんと一緒に冬祭りができる約束なのかな……だったら嬉しいな)』

まあ実際は良い子にしていてもフンコだったり悲しみ(なにもなし)だったりするんですけどね。

デートして、イチャイチャして

『冬祭りに話した空でウフフ……しないか?あまり激しくしないから、さ……』

『ええ~』

本日も地下デート(デフォラウンジ魔改造部屋)です。

したい!!

『うむ。元気があってよろしい!』

ウフフに対しては元気いっぱいのお返事ができる子。だってやりたい盛りだもの。

今回は妖精フォームに変身しての手動ウフフなんですが、CAS画面では格好良く見えたジュリアンの顔が生活モードだと怖かったので映していません。

動揺し過ぎてShadeすら入れ忘れています。プレイヤーが落ち着け。

羽根が大きいと腕が貫通する弊害があるんですね……いや、ジュリアンの腕が逞しすぎるのかもしれません。

『ジュリさん、好き……』

ウフフ、からのソールの自律愛情深いディップキス。

(まったく。いつも子犬みたいなのに忘れた頃に野生を出してくるな……ギャップが激しすぎて俺が逆にドキドキさせられる……)

動揺しているからなのか、ロードを挟むまでジュリアンは耳を戻し忘れていたようです。

『なんで鎧にしちゃったの?(ジュリさんの顔が見れない……)』

『ソール君こそ(セクシーな衣装を見たかった……)』

カップルコスチュームを着たところ、騎士だったため馬上試合だけして帰りました。

『ジュリさん、今回はボクがジュリさんに食べさせてあげたいんだから。あまり箱を持っていかないでよ』

『ごめん、ごめん。おいしいシューだったから君に食べさせたくなっちゃったんだ』

ノーム印のプチシューをソールからシェアしても、ジュリアンよりソールが食べさせられています。
やはり中身オカン……。

(食べさせられるの、ドキドキするけど食べさせる側もドキドキするや……)

(ソール君、まだか……?俺としては食べさせる側の方が美味しいって感情が届くから楽しいんだよなぁ)

『あっ!!』

『あ?』

最後のシューが床に落下。
シェア失敗パターン、この二人だとまだ見ていませんでした。

『落としちゃった……ごめん……せっかく一緒に食べてたのに……ごめん……』

『あー、落としちゃったか。拾っておこうな』

(いつだってこうだ……調子に乗っているとボクが楽しいムードを壊す……ボクは破壊者だ……家電だけじゃなく空気も壊す破壊の権化……)

(とか思っているんだろうなぁ……悲しみの感情が伝わってくる。芸術もシムも、少し欠けているくらいが魅力を引き立たせるのに)

からの陰気の発作。
タイミングが抜群過ぎる……。

『ボク、床を掃除してくる……』

『ソール君』

『ジュリさん……床も汚しちゃってごめんなさい』

『俺は完璧じゃないソール君の魅力に首ったけなんだよ。シューを落としただけで落ち込む君が可愛くて仕方ないんだ(ゲームの腕を披露する)』

『うっ』

『あと、声をかけたんだから無視しないでくれよ。その方が悲しくなるな』

『ゥン……声かけられたのに気付けなくて、ごめん……(落ち込みがドキドキに変わっちゃった)』

ソールが人生の終わりみたいな顔で落ち込む度。何度だってジュリアンは励まし、失敗しても次があることを教えるつもりです。

本当にやり直しの効かない失敗を、彼は一度も犯していないのですから。

翌日の夜祭には男装姿のジュリアンとレストランに赴き、

食べた分のカロリーを消費するためジムでランニング中、二人は謎のシンクロを披露していました。

手を前に出す前の呼吸すら調和している……。
ここまで見事にシンクロすることあるのかと笑いつつ、気に入り過ぎて今回のアイキャッチ採用まで考えていたプレイヤー。

Shadeを変えて撮影した後、謎過ぎるので止めました。我ながら英断だと思います。

『ハジメマシテ……』

『ドーモ・ハジメマシテ(ん?このシム、恋の気配が俺に向いていないか……?困ったな。どう会話を切り上げよう)』

ブラントさん貴方、旦那さんとジュリアン、方向性が違いませんか?

会話の内容は至ってフレンドリー。
ただ、内容を常に把握し、何か起きる前にリセットしなくてはいけません。ソールに浮気の衝撃は強すぎます。

なのに困ったことにジュリアンは軽率にロマンチックな自己紹介をしがち。何度か行動をキャンセルしたり、データをなかったことにしたりもしていました。
(プレイヤーに)緊張が走ります。

(ボクよりお似合いのシムがジュリさんと話してる……しかも相手の顔、完全に恋してない?)

きみ、状況をプレイヤーより理解していないか?
ソールにも緊張が走っていました。

『白状、していい?ボク、走り終わったら別れ話が始まると思ったんだ……家に帰る準備も考えてた……(憂鬱な思いを共有する)』

『君みたいな可愛い子と別れる訳ないだろう!しかも相手は既婚者だ。きっと気の迷いだよ』

プレイヤーも気の迷いだと思いたいです。切実に。

将来の話をカウントダウンと共に

夜祭の翌日は大晦日。
あっと言う間に一年を振り返る時がやってきました。

『ボクもガイコツと記念撮影しておけばよかったかな……』

『ソール君、骸骨の知り合いが居たの?』

神秘の秘宝やオミスカの祝福で作られるお手伝いガイコツ、社交欄に残らないんですよね。
期限が来ると灰となって消えるので、地味に切ない。

カウントダウン番組、良く分からないタイミングでシム達が笑うのでいつか内容を教えて欲しい。
そう常々思っているプレイヤーです。

しかも各々笑いのツボが違うのか、微妙に笑うタイミングもズレているんですよね。

そのぬいぐるみパーティー、どこに爆笑要素あったの?

何はともあれ、ジュリアンとソールは新しい年を迎えました。
冬の始まりに始まった二人の同居。二人暮らしの節目が来たのです。

『ソール君、今年もよろしく』

『う、うん。ジュリさん、ありがとう』

(一年の始まりの挨拶すら戸惑う君は確かに可愛い。でも、それは俺がこの子の内面を知っているから愛おしいと思えるチャームポイントだ……)

『ソール君、大事な話があるんだ』

(今はそれで良いだろう。でも、彼の今後を思うなら、このままじゃいけない)

『え、ジュリさん……急になに……』

ジュリアンの行動が急なのはいつものことですが、改まった雰囲気にソールは恐怖から体が強張るのを感じました。
やはり別れ話じゃないか。

ネガティブな彼にとって、大事な話とは悲しい話の類義語なのです。

『ソール君、一年の始まりに俺と結婚して欲しい。受け入れてくれるよな?』

常にポジティブなジュリアンでもプロポーズの瞬間は緊張していました。
この冬はこの一年で最も暖かく、楽しい季節でした。きっとソールも同じ意見でしょう。

ですが、保守的な同居人は急な変化を拒むかも知れません。
その不安がポジティブな彼を少しだけ、臆病に変えていたのです。

『びっくりした……別れ話が始まると思った……だって、ボク、初めてこんなに楽しい冬を経験したんだ』

楽しい時間の後には、きっと不幸が待っている。
その工程式で心のバランスを取っていたソールにとって、この冬は終わらない幸せに眩暈がしそうでした。

『楽しかったのは俺もなんだ。だからプロポーズしている。答えは期待しても良い?』

幸せな時間は努力で延長可能だと考えるジュリアンにとって、ソールの思考回路は理解できないものでしょう。
理解できずとも否定はしない彼だからこそ、寄り添うことができるのですが。

『ボクで良いなら……(綺麗な指輪だ……ボクが付けて良いのかな……)』

『違うよ。君が良いんだ。君以外、考えられないんだよ』

『ボクも……ジュリさんのお婿さんになりたい……』

両親の記憶も曖昧な頃、厳格な祖母に引き取られたソールにとって、結婚という響きにあまり良い印象はないでしょう。
ですが、そんな幼少期の記憶を打ち消す程、大好きなジュリアンの夫(妻)という立場は魅力的に見えたのです。

ジュリアンが仕事に出かけている間、暇なソールは噴水の前で泣いている青いクマに話かけたら陰鬱な空気から自分まで泣きそうになったり

『クリスタルの靴の次は指輪かぁ……綺麗だけど流石に不法投棄じゃないの……?』

近くの池で釣りをしたら綺麗な指輪を釣り上げて、

不思議と勇気の湧いてくる光に包まれたりしていたら、ジュリアンが帰宅したとメッセージが届いたので、ソールも家に帰りました。

美しい指輪を手に入れただけで満足したソールは、これ以上青いクマと会話をしませんでした。
もし最初に青いクマがクマの着ぐるみを着ている理由を聞いてしまったら、妬ましさからそれ以上話をしなかったかもしれません。

だってソールには、母親が自分と一緒に着ぐるみを着てくれた思い出すらもっていないんですから。

そんなプレイヤーのニアミスもソールは知らない話です。

人混みが怖いソールのため、ジュリアンは海辺の小さなチャペルで二人だけの式を挙げました。

『ボク、ジュリさんのこと大事にするから!絶対に!!』

『ああ……俺もだよ。今まで以上に君に愛すると誓うよ』

この細い青年に溢れんばかりの愛情を注いで
幸福は続くことを教えてあげよう。そうジュリアンは永遠の愛と共に誓いました。

人生がレモンを与えてきた

二人の話は幸福な結婚でめでたしいとよろし、とサクッと終わらず続きまして。
ちょっと激しい初夜を迎えた朝方のことです。

何度か来訪しているのを無視したせいでしょうか。
始祖が血を求めて襲ってまいりました。この歩き方のお始祖、久々ですね。

『部屋自体が獣臭くてかなわん。だが妖精の血は珍味……少しばかり頂くとしよう』

ドアをロックしておくと延々とリビングで不気味な歩きのループ、洗脳を邪魔すると消えないぼんやりを残される……家をロックオンされた時点でお手上げ。
ということでジュリアンは贄として捧げられる運命にあります。

(うう……痛い。考えないといけないのに……守らないといけないのに……何も考えられない……)

『ボクのジュリさんになにするんだ!!!!』

旦那がただ血を吸われる様を見ているだけ。なんてことは流石のソールも許しません。
卑屈で陰気でも、彼は戦える牙と爪を持つ、誇り高いウェアウルフなのです。(建前)

始祖の吸血が終わりそうだったので、変身させました。(本音)

ただ、変身だけで始祖が倒れるとは……。

更にソールは脅す気満々だったのですが、酷過ぎたので止めました。
いや仕様としては当然なんですけどね?……公式が始祖の尊厳を守ってくれない。

ちなみにジュリアンは吸血によるエネルギー低下が原因で昏倒しています。

『今朝は大変な目にあったな。気分転換しに行こう!』

『……ジュリさん、動いて大丈夫なの?無理していない?』

『ありがとう、ソール。でもな、俺は血を吸われた程度で寝込む程、弱いシムじゃないんだ』

妖精の粉を二つ、テレポーターに振りかけてコモレビ山の山頂に出かけることにしました。
別シリーズで色々試案した際に建てた温泉、活躍の日が来るとは。

『凄く気持ちいい……!!雪の中でお湯に浸かるのって気持ちいいんだね!』

『だろう?コモレビ山の温泉はシムが多いけど、ここなら誰も来ない(来れない)から登山客限定の貸し切り状態なんだ』

ジュリアンの不快をしっかり消すため長時間お湯に浸かってもらえる温泉に来たいけど、温泉は混雑しがち……こういう時に隠れ家的な施設を作っておくと便利ですね。

(元気そうだけど、ボクはジュリさんを護れなかった……ボクはジュリさんの夫なのに)

(次、ジュリさんに手を出したら逆に喉笛を噛み千切ってやるっ……望まれない存在だからって好き勝手して良い訳じゃないんだ!)

ソールはかつて勝手に同情した存在への怒りと敵意を胸に宿しました。
温厚な子ほど、怒らせると何をするか分かりません。だって感情を爆発させる限度を知らないんですから。

指輪と義眼が干渉しちゃっていますね。かなしい。

『ジュリさん、今度はなにをしてるの?』

『ん~?レモネードを作っているんだ。温泉に浸かってポカポカしているだろ?今飲んだら絶対に美味しいって思ってね』

いくら温暖な土地とはいえ、春先に冷えたレモネードはまだ早いでしょう。
ですが、たっぷり温泉に浸かった今ならシャーベットもペロリと食べ切れる位、二人の体はホカホカしていました。

『おいしい!レモンって酸っぱいだけじゃないんだね!』

『ソール君の口に合ったようで良かった』

『人生でレモンを与えられたら旨いレモネードを作れって言うだろ?俺は吸血鬼に血を吸われたけど温泉でリフレッシュできて、しかも夏が来る前に旨いレモネードを飲む切っ掛けにもなった……最悪なアクシデントも、最高のパーティーに変えられるってことさ』

『へぇ……面白いたとえ話だね』

『ソール君?君、ハイスクール通っていたよな??』

きっと、ジュリアンはこれからも何かある度、ソールにレモネードの作り方を教えていくことでしょう。
ソールが自分でレモネードを作れるようになるまで。何度でも。何回でも。

Lemonade Yummy !(おしまい!)

あとがき

という名の言い訳のターン。

いつも来訪ありがとうございます。プレイヤーこと筆者の烏ガラスです。

今回、このシリーズを書くに辺り、初めて買ったばかりのパックを無効化する実績を解除しました。
嬉しくないです。

普段はなんだかんだバグに遭遇しても楽しめるんですけど、メモリーバグは私のプレイスタイルと相性が悪過ぎました。
こちとら野郎カップルを作るためにシムズ遊んでると言っても過言じゃないんですよ。

と、文句を言ったり落ち込んだりせず、合わないパックは迷わず無効化も手段なのだとRLパックで学びを得た次第です。

最初、ソールは情緒不安定な遊び人にする予定で、ジュリアンもソールの遊び相手の一人を予定していました。
でしたが、ソールの内面を考えたら無理があるなと思い立ち、路線を結婚ハッピーエンドに書き換えた矢先に始祖の襲撃イベント。

システムさん、私の創作活動にスパイスをありがとう!!
オチが甘いなって思っていたところなんですよ。となりました。

お陰で埃を被っていた山頂の温泉をストーリーに出せましたし、レモネードの慣用句で話を締める閃きも得ました。

丁度カスタムフードの翻訳中に懐かしい慣用句を見つけ、ネガティブなソールに向けた激励の言葉に使いたいけど出しどころに迷うな~と思っていたんですよね。
唐突過ぎますし。

因みにお借りしていたカスタムドリンクはこちら。
ゲーム内のレモネードと違い、実際にフルーツをカットする調理過程と専用ムードレットが用意されています。

慣用句の原文は以下になります

“If the life gives you lemon, make lemonade”

私の心の故郷とも言える別ゲームでこの慣用句をもじった迷言に出会い、原文と意味を知って情緒と涙腺が大変なことになったのも良い思い出です。

そちらのゲームではレモンが道化に変えられ、頃がされていました。
懐かしい……遊びたい……環境再構築で毎回詰み、未だ帰路すら見えない状況です。
泣きそう。

さて、私の情緒がいつも大惨事になる件は置いておきまして。
そろそろ締めに入らせて頂きましょう。

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2026.03.13.烏ガラス