これは少年の願いが叶った後の物語。
──老人の肖像画が、家族の肖像画に戻るまでの後日譚
※ 大人向けな匂わせ内容が含まれます
君とまた同じ話を楽しみたいから
前回、ブラムが話しかけたバーテンダーの話題で盛り上がれなかったウィル。
同じ話題で盛り上がれた前世と違い、今のウィルには足りない知識ばかりです。健康スキルを上げつつ、欲しいムードレットを身に付けるためスパに来ました。
今日はウィルのスキル上げに来てるんですよブラム。なんで貴方がマッサージまで受けているんですか。ブラム爺ちゃんスパを満喫しすぎ。
若者世代からスパに来ると真っ先にフェイスパックを付け、自律で瞑想を始めるくらいにスパ愛好家です。
せっかち・アクティブと落ち着きのない特質が揃った今も相変わらず瞑想が好きな模様。
ウィルまでフェイスパックを付け始めました。
もしかしたらウィル坊やな部分がブラムの影響を受けているのかもしれない。
ウィル「ブラム、ダイニングでサッカボールを蹴るのは危ないって」
ブラム「なんだよ。鍛えたいんじゃないのか?」
ウィル「体を鍛えるのはまた今度。これ以上筋肉を使ったら筋肉痛になっちゃうもの」
ウィル「格好良いバートリックを教えて欲しいんだ。また君が好きなドリンクを作れるようになりたいからね」
ブラム「んだよ。しょうがねぇな。私は氷の選び方から煩いぞ」
ウィル「それは困るな。お手柔らかに頼むよ」
長い時間をかけて培った知識を失っているのは悲しいけれど、教えてくれる恋人がいるから寂しくはありません。
だってきっとこの世で一番ウィルの前世に詳しいのはブラムなんですから。
2回目の高校の卒業式
卒業式に全く関係ないシムが来るならこちらも保護者を呼んだって良いだろうの精神。
ウィルの卒業式にブラムも連れてきました。ここから髪色を元の灰色に戻しています。皺が薄すぎてロマンスグレーの大人世代にしか見えませんが。
そしてさっそく無関係な子どもが居ますね。旅行パックから遥々遠征してきた模様です。
ウィル(また知らないシムが居る……確かに今の僕は前と違ってクラスメイトに関心が薄かったよ?でも流石にあんなに派手な子がいたら覚えているって!)
Nordhavenのお洒落ティーン、オリー・マーク君が卒業式に来ていました。授業を受けに来てくれても良いんですよ?むしろ来てください。
オンライン通学をしていた生徒も卒業式だけは参加しているということでしょうか?
ところで、このプレイヤーは校長の演説を右から左に流した経験しかない不真面目な生徒でした。
ですが、シムワールドの校長の演説は聞いてみたくなりますね。だって生徒が演説中に笑いだしているんですもの。生徒が飽きないよう、小粋なジョークを間に挟んでいそう。
校長職の必須スキルはリサーチ&討論とコメディなのかも知れません。
なぜかカレブさんも来ていたので挨拶して帰りました。
不器用さが1周回って器用
ウィル「妖精って楽で良いなぁ。ずっと浮いていたい!」
大学からの帰宅後、楽しそうに浮いていたウィル。妖精シムは人間状態でも時々浮いているのが可愛いですね。ただ、彼は妖精フォームでも躓きそう。
そんな謎の確信があります。
料理スキルMaxなのに調味料を鍋に落とし
鍋に落とした調味料は胡椒だったのか、盛大なクシャミを鍋の中に向けて飛ばしました。
ウィルの唾液が隠し味。モンタギュー家の親族でなければ食べられないナッツスープの完成です。
前世のウィルはここまで不器用さを前面に出して……いましたね。なんなら当方の不器用シムの中でも、不器用選手権の優勝候補枠に居るシムです。
そんな悲しい選手権、開きませんけども。
ブラム「なんであの流れでウマいスープが作れるんだ?」
ウィル「なんでだろう……瓶に入っていた胡椒の量が丁度良かったのかな?」
ブラム「ここまで来るとお前の不器用さは逆に器用だ。認めるしかねぇ。ウィル、お前は器用なシムだよ」
ウィル「ねえ、ブラム。それって褒めてるの?」
ブラム「褒めてる。超褒めてる。料理事故を全部見せられて、私はクソまずいスープを飲み干す覚悟を決めていたんだぞ?それがどうだ。超うまいスープが届いたんだ。お前は器用だよウィル」
ウィル「あ、ありがとう……君、実は僕が揶揄ったのを根に持っている?」
根に持っていますよ。ブラム爺さんはねちっこい性格していますからね。
短気で粘着質な不老種、嫌すぎる。
あえてシンクを使う「器用なウィル」は
洗っているお皿をおもむろに持ち上げていました。
なぜ持ち上げた。落ちない頑固な油汚れでもあったんですか?
それは落とす。誰でも落とす。
だって今のウィルの手は洗剤まみれなんですから。ツルっといきますよ。
初めて不器用なシムが皿を割る瞬間を目撃できました。嬉しいけど切ない。
君の後ろには食洗機があるんですよ?そちらを使いましょうよ。
不器用だけどフィットネススキルはMaxなウィル坊や。今年は流しそうめんならぬ流しシムを回避できました。
トリックを決めた後、挑発する余裕だってあります。
単に流しシムになる確率を引かなっただけなんでしょうけれど、しっかり割れた腹筋がとてもセクシー。
とかなんとか育ったウィル(の体)を褒めていたら
どスケベボディの爺が流れて来ました。
もう存在がセンシティブコンテンツ過ぎて下手な場所にお出しできません。
お借りしたボディの力が強すぎます。突起がしっかり突起だとこうも叡智になるんですねぇ。
恋愛下手でも思わずキスをしたくなったようです。
こんな胸を丸出しにされたら堪りませんて。
ブラム「人目がある場所で私のキスは拒むのは誰だよ」
ウィル「ブラムが悪い。次からプールには全身タイプの水着を着てきて」
ブラム「はあ~?動きにくいだろ」
ウィル「子どもの情操教育に悪すぎるんだよ君の体は!」
情操教育に悪い体を完成させたのは確かにブラム爺さんです。ですが元を辿るとウィル爺さんの責任が大きいんですよ。
ブラム「前のお前が私の体を変えたんだぞウィル。もう私は普通の男として楽しめねぇんだ。そりゃ胸もでかくなるだろう」
帰宅後、人前でキスをされたブラムはウィルの興奮が移っていました。恋人が自分の体で興奮したのです。これ程そそられることはないでしょう。
ウィル「知っているよ。だから、僕以外にその体を見せないで。僕だけの宝物にしてよ」
かつて、ウィル爺さんは恋人との営み中、色々と工夫しないと恋人の体力に付いていけませんでした。同じシニアでも吸血鬼のブラムと違い、ウィルはただのノーマルシムでしたから。
ですが男らしいブラムを普通の男として機能しない体に変えていく経過は、ウィルに仄暗い満足感を与えていたのです。
普通の慰め方では満足できない体となったブラムが夫である自分を喪った後、更に開発を進めるだろう将来も簡単に予想できたでしょう。
ただ、完成品を目の当たりにする予定がなかっただけです。
ところで未亡人属性っておいしいですね。
深夜集会前の告白
2人の間にクネリ挨拶が帰って来て嬉しいプレイヤーです。
反発しつつもヘンリー父を慕っていたブラムがウィル坊やに大学に通わせない訳がないのですが、会話の始まりに2人がクネってくれないのが寂しかったのも大きいんですよ。
ブラム「っつーかよ。なんでお前は妖精なんかになってんだよ。吸血鬼になれよ吸血鬼に!」
ウィル「うっ……聞かれないから有耶無耶にできたと思ったのに」
ブラム「バカウィル。聞くタイミングがなかっただけでウェンディも気にしていたぞ」
ウィルがバーに行きたいと言うのでサークル活動前、バーに来ていました。
儀式場の前にあるBritechesterのバーだとカウントされなかったことがあるんですよ。
ウィル「うーん……ベイルフル・ボグに溶けた時の記憶はあやふやなんだけど……アレかな」
ブラム「なんでもいいから当時のことを白状するんだな。お前が思う以上に世界には科学で証明できねぇことが溢れてんだよ」
ウィル「白状って言い方が酷くない?話すけど馬鹿にしないって約束してよ!」
ウィル「死んだ後の僕、地面を滑るみたいに移動していただろ?お伽噺の妖精も羽があるならこんな感じなのかな。それって躓く心配をしなくて気が楽だな……って思ったんだ」
ウィル「……それだけ。あはは……喋っていて恥ずかしくなってきちゃった。これが原因な訳、ないよね?」
ブラム「いや、確実にそれだろ原因は」
ウィル「え?」
ブラム「お前が妖精を想像してウッカリ転生なんかしたから妖精なんかになったんだっつーことだよ!そこは吸血鬼を想像しとけよ!」
ウィル「そんなに安直なものなのかなぁ?」
そんな経緯でウィル坊やは妖精として転生したのでした。という転生システムの当シムワールド設定です。
シムが転生前に強く願った思いや感情が転生後に影響していたら素敵じゃないですか。
うっかり妖精シムになったウィルが加入している、妖精の庭を守り敬意を捧げるオーダー・オブ・エンチャントメント。
必要に迫られない限りウィルは妖精の魔法を使いませんし、なにより彼には光り輝く羽がありません。本物の妖精がサークルメンバーだなんて、誰も気づかないことでしょう。
ウィル(うっかり魔法使っちゃった!体が勝手に使うんだもの。困るなぁ)
魔法のコントロールが下手なウィルは時々使ってしまいますけど。性格を知りたかったんですよ。
爺さんは時間を持て余していた
まさか自分が入学後、ブラムが宝くじに当たるなんて思っていなかったウィル。eスポーツ推薦を受けて大学に入学届を出していました。
課題とサークル活動だけでなく、毎日夕方から夜遅くまで。週末の大会に向けてチームメンバーとゲームをプレイしないといけません。
そして週末にはミーティングに通う日々。また眼鏡キャラから眼鏡が奪われている。
ウィルは何も見えない状態でチームミーティングをしないといけないんですか?
大学2回目となれば時間が余ってイチャ付けると思っていたブラム爺さん。ウィルが忙し過ぎて暇になってしまいました。
暇すぎて演劇スキルを上げていましたが、ムードレットバフがないと本当に上がるのが遅い。
ブラム「あー……なにか違うな。めんどくせえ!台本をアレンジしてやる!『ウィル!私が愛する者!シムオリオンよりも優先すべき問題が目の前にあるのが見えないのか?お前が触れるべきはプラスチック製のマウスとキーボードではない。今すぐにわが手を取り、寝台に向かうのだ!』」
働く必要がないシムオリオンがあると言っても2人は責任感の強いシム。
対等でありたいという勝気な性格でもありますが、例え宝くじが当たった後でもウィルはeスポーツ推薦を取っていたでしょう。
いくら暇だからってバイト中のウクパニポくんに遊んで貰うのはどうかと思います。
売店が使えないと夜食を買いたい寮生達が困ってしまいますよ。
退屈な夜に訪ねて来たHOTすぎるパンツのボブに「テクノロジーについて質問」をして困らせもしました。このデータ、デフォシムの夏服に水着を与え過ぎています。
しかしこのコンピュータ爺さん、テクノロジーの質問が好きですね?お前さんが分からない質問に答えられるの、ギーク系スキルをコンプリートしているウィルくらいですよ。
シムオリオンの使い道にも困っていたので、家の裏にクライミングウォール(Fitness SP)を設置したりもしました。
Snow Escape発売前はただロッククライミングをするシムを眺めるためのスタッフパックでしたが、今やコモレビ山に行かずともロッククライミングスキル上げができて便利なパックになりましたね。
ただ、秋口から雨天が増えるRavenwoodの屋外に置くとすぐ壊れてしまいます。悲しい。

ウィル(確かに胸を隠して欲しいとは言ったよ?)
ウィル(でもそのランニングシャツ、隙だらけじゃないか!悪化してるよブラム!!)
退屈すぎて隙あらばサッカボールで遊んで貰いたがる爺さんとなりしブラム。今日は家に居るウィルとボールで遊んでいました。室内サッカーやめようか。
いつ終わるんだろうと眺めていたらプレイヤーが止めない限り永遠に終わりませんでした。ウィルがボールを落とし、友情-を出した後も器用にボールを足先で拾って再開するんですよ。ボールへの執念が強い。
ウィル「ブラム、そのランニングシャツで外に出ていないよね?!」
ブラム「馬鹿ウィル。今の私はただの筋肉質な老人だぞ?少し露出が多くたって欲情するのはお前くらいだよ」
逆を言えばウィルを欲情させたくて薄着になっている訳です。
ブラム爺さん、ネタで設定したランニングシャツをまるでプレイヤーの意図を理解しているように家の中でだけ着ていたんですよ。ついついシムのAIに自我を見出してしまう。
ウィル「君が我慢しているのと同じくらい、僕だって我慢しているんだよ。刺激の強い服はやめて?」
ブラム「なら2日に1度は構ってくれよ。妖精なら空中で幾らでもできるだろ」
ウィル「が、頑張ってみる……」
2日に1度だと今度は若いウィルが「もう1回したい」とおかわりで2回、3回と増える気がします。恋人との時間が欲しいのも、欲を持て余しているのは同じなんですから。
この恋人たちには我慢の限界が来ていたらしい
ウィルが大学を卒業するのもあと少しという秋の始まり。
2人仲良く婚約を欲望を付けていました。そのあと少しが待てなかったようです。
ブラム「Ravenwoodに結婚式場なんて不穏すぎねぇ?少し歩くだけで墓とゴーストだらけなんだぞ?」
ウィル「だからじゃないかな。大事な式に明るい場所を求めるシムばかりじゃないんだと思うよ」
ウィル(僕もそうだからなんとなく分かるんだ。街全体が恋を押し付けてくるような、明るい場所はなんだか恥ずかしくて耐えられないんだよ……)
前世では、ブラムから婚約を受けたウィル。
楽しくも切ない思い出の残る幻想的なシルバン・グレードで愛を誓った記憶は、今も彼にとって美しく喜びに溢れた宝物となっていました。
ですが、不器用で恋愛下手な彼には自信家のブラムと同じようなサプライズができるとは思っていません。結婚式場を選んだのは、彼なりにこの誓いに誠実であるという意思表示でした。
ウィル「ブラム、寿命のある僕には君みたいに永遠の愛は誓えない。でも、何度でも生まれ変わって必ず君の元に帰ってくることを約束するよ。だから、今世でも君の夫を名乗らせてほしい……僕と、結婚してください」
ブラム「不滅の愛を誓う場所で、死んだ先を約束するんて不吉がすぎるぞ……いいぜ。必ず私の元に戻ってくるってんなら、私は何度だってお前を待とうじゃねえか。子育てだってしてやるよ」
たとえSulaniの海が似合う人魚に生まれ変わろうと
グリマーブロックの魔法使いに生まれ変わろうと
はたまたジグザム星のエイリアンに生まれ変わっても
必ずブラムはウィルを愛するでしょう。この愛に種族も年齢も性別も関係ありません。
心が砕けるような悲しみも同じ数だけ経験するとしても、その後に必ず最愛のシムが帰ってくる。この約束だけで何百年だって生きていける。そう思ったのです。
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