これは少年の願いが叶った後の物語。
──老人の肖像画が、家族の肖像画に戻るまでの後日譚
雪の降る灯篭祭り
ウィル「また君とコモレビ山に来れて嬉しいよブラム!」
ブラム「何度でも連れてきてやるさ。落ち着いたらユキマツに泊まろうぜ」
ウィル「いいね!最高だ!」
ウィル「見てブラム!山ちゃんがファイアーダンスしてる!」
ブラム「なんだって?あの短い手足で?無理があるだろ」
ウィル「できるわけないだろ~!!」
ブラム「うおおお!?」
モンタギュー家の養子に入らず、ウェンディと育ったら今のウィルJrみたいな伸び伸びとしたシムに育ったのかもしれない……などとシムのAIに夢を見ているプレイヤーです。
ブラム「な……何をしているんだ。ウィルJr!いたずらは……いや、ウィルか。お前がいたずら祭りでもないのにふざけるなんて、明日は竹でも降るのか?」
ウィル「僕だってふざけたい気分の時くらいあるよ。君ほど頻繁じゃないだけ」
ウィル「ふ……ぷくくく!『うおおお!?』だって!ブラムったら驚き方が雄々しすぎじゃない?ッフフフフ……ツボっちゃった」
ブラム(本当はこういう性格だったのか?それともウィルJrと混ざっているからこうなのか?いや……いたずら祭りになると率先してエアホーン鳴らしまくっていたな?)
高校最後のプロム
ウィル(プロムに誘っておいてどこか行くなんて酷くない?共通の話題もないから仕方ないんだろうけどさ)
今世のウィル、惚れっぽかった前回が嘘の様にティーンのシムにあまり興味を持ちません。シム生2周目をシステムが再現してきている。
ウィル「ブラム、今年もよろしくね!」
ブラム「ああ……」
(前に抱きしめた時はあんなに厚かったのに。今はこんなにも細い。私が本気で抱きしめたら折れてしまいそうだ……まだ未成年なんだ当然か)
ブラム「今年もよろしくな、ウィル」
(でも……大きくなったな。本当に、大きくなった。私が腰を屈めなくてもお前を抱きしめられるようになった。それがどんなに嬉しいか、お前は分かるか?なあウィル)
ウィル「え、また大学に通うの?」
ブラム「当然だろう。学歴はあった方が良い。私たちの父さんの口癖だぜ?」
ウィル「ブラムも一緒に通わない?寮から通ってみようよ」
ブラム「寮生活だぁ?ごめんだね!そもそもシニアの大学生なんて浮くだろう。雑談はここまでにして討論の練習に戻るぞ」
少し変わったお祝いをしよう
ブラム(日中、能力が使いにくくなるのは困るが……できる限りあいつの生活にあわせたい)
はたして短気とお気楽は同居する特質なのでしょうか。無の境地だから気楽になっているのだと思うことにします。
ブラム「ウィル。出かけるぞ」
ウィル「懐かしいね。どこに行くのかと思ったらシルバン・グレード?」
ブラム「そういうこと。早く行こうぜ」
ウィル「急かさないでよ。少し時間が空いたからなのか、洞が閉じちゃっているんだから」
ウィル「専門的な話をされても分かる訳ないだろ。僕は覚えていないんだよ?」
ブラム「んだよ。忘れたなら取り戻せばいい話だろ。指導してやるからよぉ」
ウィル(なにもないけど、わざわざケーキを食べるために来たの?)
ブラム「ハッピーバースデー、ウィル。テーブルがねえなら持ち込めば良いってだけだからな」
ウィル「ブラム!!」
ウィル「君ってば本当に僕が思い付かないことを簡単にやるんだから!最高のサプライズだよ!」
仕方なくシルバン・グレード内部で「bb.enablefreebuild」を使用し、テーブルとケーキを配置しなおしました。このエリアは池の周囲2マス程度なら建築が可能なんですよ。
やり直した今世でも悶々としたティーン世代から妄想ばかり先走っていそう。手先も不器用だし恋愛でも不器用で、見聞きしたことを簡単に信用できない。なんて可哀想なシムなんでしょう。
ウィル「あのさ……勝手に転生しておいて悪いと思っているだけど。また前みたいに……君を恋人として好きになっても、いい……んだよね?」
ブラム「当たり前に決まってるだろうが……結婚前に消えたら許さねぇぞ?」
偶然にも眼鏡が光って企みごとをするインテリ系キャラの顔になっていました。
その眼鏡やっぱり外しましょうか。
ウィル「君の気が変わっていないか心配だったんだよ!ああ、良かった……」
胸の鼓動…これはただの一目惚れではない──ウィルはブラムを前の人生から愛していたのです!
再会と同時にファーストキスと恋愛のパートナーになってもらいました。
初めてのウフフは派手にいこうか
ウィル「ねぇ……恋人同士になったんだから、もう良いよね?」
ブラム「ああ、いいぜ。ロケットを建て終えたんだ。有効活用しねえか」
ロケットはウィルがオタク脳願望を達成したら売る予定でした。これが最後の役目です。
相変わらずノーヘル宇宙ミッション。無謀すぎます。
大量のハートとピンクの煙をばら撒き、ウィルとブラムは大気圏を抜けていきました。無重力空間でのウフフってどんな状態になっているんでしょう。
クラフト「パソコンにパスワード設定もしていないとは無防備すぎる!後で警告してやらねば……ん?宇宙でウフフか。ふ、若いな……」
世帯に3人以上居ると宇宙ミッション中の様子が見れるだけでなく、ウフフ状況まで見えるという。一体なんのために実装したのか分からない要素があるんですよね。しかもベースゲーム要素。面白過ぎます。
2人が宇宙から帰ってくるとクラフトはピアノと仲良くなっていました。正気がないシム、いつも何かに喋りかけている。
ウィル(前なら懐かしめたかもしれないけど……今はただ不気味だな。申し訳ないけど)
クラフトはウェンディとウィルを育てている時も時折なにかに喋りかけていましたからね。今のウィルの育ての親は急にダンベルトレーニングをし出す脳筋です。どちらがマシなのか判断に迷う。
クラフトは世帯から外した後、家に帰って貰いました。協力ありがとうね。
ウィル「ブラム、一緒にケーキを食べてくれるのは嬉しいけど無理して食べてない?」
ブラム「無理じゃねえ。お前と同じもん食べられるよう、前もって調整しといただけだ」
ブラム「お前が食べなくていいものを食べるんだ。私も同じように食べてやる」
ウィル「ふふっなにその意地」
ウィル(本当においしいからもっと食べたい……けど。でも、うーん)
ウィル(中年時代の記憶が『太るよ』って警告してくるんだよね……どうしよう)
妖精は別に食べなくても良いので料理自体が嗜好品。冷蔵庫に吸引力の高い食べ物があっても食べてくれません。そっとプレイヤーがゴミ箱に捨てました。
料理も数が多いとゲームデータが重くなりますので……。
ブラム「食事の後の運動とかどうだ?カロリーを発散したいだろ?」
ウィル「なにその誘い文句」
ウィル「君はもうカロリー消費した後なんじゃないの?」
先に食べ終わったブラム、テラスに移動させたウェイトマシーンでめちゃくちゃトレーニングしていましたからね。会話をしに行くウィルが毎回冬服になるのため、この後撤去しました。
ウィル「ちょっ…ちょっと!ブラム早い、早いって」
ブラム「うるせえ」
ブラム「どれだけ俺が待たされたか本当に分かっているのか?これ以上待てる訳がないだろ!」
※ 前に書いたかもしれませんがブラムは受けです。
重力のある場所で第2ラウンドをして、ウィルの誕生日の夜は更けていきました。
予想の斜め上から届いた収入
世帯の所持品にマッサージチェアがあるからなのか、時折マッサージ関係の自律会話だけ出てきていた2人。
ウィル「すごく……気持ちいいよ」
ブラム「そりゃそうだろう。練習したからな」
調整がとても上手みたいです。健康スキルを極めただけあります。
ブラム「ところでよ……なにか買いたいもん、ないか?」
ウィル「うーん。今のところは特にないけど。どうしたの」
なんてこと。亡きモンタギュー夫妻の遺産がかなり多かった上、2人とも稼いでいたのでこの世帯の資金は多かったんですよ。そこに宝くじ当選です。桁が増えました。
ブラム「そういやもうすぐ愛の日だな(あの金どうすっかなぁ)」
ウィル「僕はもうすぐ学期が始まるけどね」
ブラム「前にお前が私の齢を上げた花束と同じやつ、また貰えないか?今度は変な香り付けなしでよ」
ウィル「へっ?!ちょっと!作業中に驚かすようなこと言わないでよブラム。手元が狂ったじゃないか!」
ウィル「ちゃんと作ってあげるから楽しみにしてて」
ブラム「お、おう」
ブラム「妖精の姿も似合ってるぜ?」
ウィル「そ、そう?ちょっと恥ずかしいんだけど。ブラムが褒めてくれるなら嬉しいよ」
愛の日(平日により講義あり)
ウィル(まったくブラムったら前日になって急に言うんだもの。復習しなきゃ)
ウィル(オリビア母さんが花の香りに意味があることを教えてくれなかったら、花を送ろうなんて思い付きもしなかったなぁ)
ブラム「今日の講義はもうないんだろう?デートに行こうぜ」
ウィル「もちろん。そのためにシャワーを浴びていたんだから。でもね、ブラム。バスルームまで来なくても僕がそっちに行ったよ?」
ウィル「はい、愛の日のプレゼント。リクエスト通り薔薇のフラワーアレンジメントを作ってきたよ」
ブラム「変な香り付けしてねぇだろうな?」
ウィル「安心してよ。無害なフラワーアレンジメントだから」
ブラム「どーこが無害だ!ムラムラしてきただろうが!」
ウィル「君がムラムラするのはいつものことだろ!」
ウィル「いけないことを一緒に何度でもしようよ。僕たちはただの恋人同士なんだから」
ブラム「ウィルの癖にいいことを言うじゃねえか」
































































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